一戸建て住宅を買うと言うことは、多くの人にとってとても大きな買い物になります。しかも、一度購入したら一生そこに住むつもりで決めなくてはなりません。一戸建て住宅を購入して、数年後や数十年後に引越す予定であれば別ですが、そうでなければその家族は、一戸建て住宅を選んだ場所に左右されて生活をする事になります。例えば、駅から多少遠くても土地が安いからと買ってしまった場合には、買った時の状況だけでなく、実際に子供が成長して高校生以上になった時にも、電車通学が不便になることは覚悟しなければなりません。
それゆえ、我慢してそのまま時間をかけて通学するか、それとも自転車で通える学校か、バスだけで通える学校を選ぶしかありません。このように、一戸建て住宅を購入する場所には、その生活エリアが限定されてしまうことも十分に考慮する必要があります。ですので、一生その土地に住む場合には将来的なことも考えて場所を選ぶ事は大事になります。そうだとすれば、場所だけで決めることを慎重にならなくてはいけませんが、建物の外観や内装だけで決めてしまうことも問題があるといえます。
確かに建物外観や内装が好みがあると思いますので、無理に嫌な外観や内装の家を選ぶ必要はありませんが、その土地の場所と外観や内装の重要性を比較した時には、その土地の利便性などを優先させるのが将来的に考えて後悔のない住宅選びになるはずです。外観や内装については、後で改築やリフォームをして変えてしまえばいいからです。