一戸建てといっても昔と今とではずいぶん様変わりしましたね。とあるテレビ番組でもよくリフォームされているのですが、外見以上に中身がまったく異なったつくりになっています。そこで、今の一戸建てとは、各部屋が用途や目的をしっかり持った存在の部屋となっているのです。今の一戸建ては庭をあまり持てないので、一階に駐車場と水周り。
二階にリビングとダイニング。三階に個室、寝室、趣味の部屋となっているようです。横ではなく縦に伸びているようです。リビングはダイニングと一続きが多いように見えますし、そのほうが大人数収容できるからだと思います。
そこはマンションの構造に似ていると思います。子供部屋も人数分用意されており、それほど広くは無いのですがプライベートと言うものを重視してのことでしょう。寝室は、夫婦の寝室であり、また、来客用の部屋もあります。そして、一番変わったのが、趣味の部屋です。
この趣味の部屋と言うのは多様に捉えることも出来ます。完全なる趣味のため、または、個人の仕事を兼ねたものも存在しており、一番面白いところです。一戸建ての最大のメリットは、戸内には響くのですが、隣家には防音の心配があまりないと言ったところです。そのため、お父さんが、夜中に大きな音でステレオを聞いたり映画を見たりすることが出来る。
と、本当に楽しみも増えますので私は賛成なのですが、ここで少し気になることを書きます。それは、戸内に置ける個室のマンション化が進んでいるのかもしれないと言ったことです。どの部屋も頑丈に扉がつけられており、隣の部屋では何をしているのかが分からないと言ったことです。そのため、今はシフトによる夜勤や、奥さんのパート、子供の習い事など時間がまちまちで、家族が同時にそろうことがなくなりつつあることです。
何のための一戸建てかを改めて考えさせられる気持ちになります。