SFAとは業務効率を高めるものではない

SFAとは営業支援ツールであると言われることが多く、そのために営業部門の作業負荷を軽減するものとみられることが少なくありません。実際のセールス活動のほかに営業部門の仕事は伝票の整理や様々な書類の発行や作成、及び社内の手配など雑務も非常に多いことが特徴となっています。営業支援ツールはこれらの業務を効率化し、また場合によっては軽減する仕組みを備えたものとなっているのが一般的ですが、SFAは一般的にはこのような営業の業務を軽減する仕組みを網羅していないため、この目的で導入すると問題を生じることになります。SFAとは基本的には情報連携を効果的に行うものであり、そのプロセスは営業部門が適切な情報を入力するところから始まります。

そのためシステムに情報を入力する営業部門の負荷は軽減される事はなく、むしろ増大する可能性もあることを認識しておかなければなりません。その上で社内の様々な部門への情報提供や情報収集を効率化することができ、適切な情報を迅速に得ることができると言うメリットを生み出します。SFAが導入されていない場合には、これらの情報をメールなどでやり取りする必要があるため、必要な部分に情報が展開されなかったり、また誤った部署に情報が渡るなど様々な問題を生じることも少なくありませんでした。このような問題をなくしスムーズに情報連携を行うことができるSFAとは、営業部門の負荷を軽減するものではなく、効率的に的確な情報をスムーズにやりとりし商談の成約率を高めるものであると言うことができます。

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